1. 絶対にやってはいけない「温水シャワー洗浄」と「ドラグ緩めっぱなし水洗い」の罠
沖縄での釣行後、ホテルの浴室や自宅でお湯(温水シャワー)を使ってリールを洗う人がいますが、これはリール寿命を縮める最大のNG行為です。35℃以上のお湯をかけると、内部の防水グリスやオイルが溶け出し、表面の塩分と一緒にベアリング内部へ流れ込んでしまいます。
| メンテナンス工程 | リールを壊すNG手順 | メーカー推奨の10年長持ち手順 |
|---|---|---|
| ① 水洗いの温度とドラグ設定 | ドラグを緩めた状態で温水(お湯)をかける ➔ ドラグ座金と内部に塩水が浸入 | 必ず「ドラグをしっかり締めた状態」で常温の水道水(冷水シャワー)を上から優しくかける |
| ② PEライン・スプールの塩抜き | 表面だけサッと水をかけて終了 ➔ 下巻きまで染みた塩が結晶化して高切れの原因に | スプール部分に60秒間しっかり流水を当てて塩を押し出し、洗浄後はドラグを緩めて日陰の風通しの良い場所で乾燥させる |
| ③ ファスナー(ロッドケース・バッカン)の塩噛み | 白く塩を吹いたファスナーを力任せに引っ張ってスライダーを破損 | 50℃前後の蒸しタオルまたはぬるま湯(ファスナーのみOK)で塩結晶を溶かし、塩噛み防止スプレー(フッ素コート)を吹く |
2. 釣り場で塩が乾く前に「真水スプレー」をひと吹きするだけで寿命が3倍になる理由
塩害で最も恐ろしいのは、海水のまま帰りの車内で1〜2時間放置され、水分が蒸発して「硬い塩の結晶」に変わることです。一度結晶化すると、自宅のシャワーだけでは簡単には溶けません。車に「加圧式ポータブルシャワー(または100均の霧吹きに入れた水道水)」を積んでおき、車に積む前にリール・ラインローラー・ロッドのガイドリングに真水をシュッと吹きかけておくだけで、塩の結晶化を100%防ぐことができます。